副業Webライターのススメ

副業......それは会社に依存しない働き方『じぶん働き方改革』

会社員としてWebライターを続ける方がお得?年金差4600万?

副業でせっせと稼いでいるサラリーマンで、副業の収入が本業のそれを超えてしまう方もいらっしゃるでしょう。
中には、会社を辞めて独立を考えることもあるかと思います。

でも、ちょっと待ってください。
会社員である方が、有利なことも多いのですよ。
その一つが、年金です。

日本の年金制度は、サラリーマンが有利になるようになっています。何も知らないでいると、老後にもらう年金に大きな差が生じるかもしれませんよ。

 

そもそも国民年金、厚生年金とは

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 自営業者、フリーランスが加入する国民年金(基礎年金)に対して、会社員が加入する厚生年金は、国民年金(基礎年金)+厚生年金(老齢年金)という『2階立て』の仕組みになっています。

  • 国民年金(基礎年金)は1階立て
  • 厚生年金、=国民年金(基礎年金)+厚生年金(老齢年金)の2階立て

この厚生年金の老齢年金の部分が、将来年金を受給する際の金額差となるのです。

国民年金の支給額は平均月額約55,000円

厚生労働省は「平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」で国民年金、厚生年金の支給額についての報告をしています。

  • 国民年金単身者平均支給月額 55,464円
  • 国民年金夫婦2人分平均支給月額 110,928円
  • 厚生年金男性平均支給額 166,863円
  • 厚生年金女性平均支給額 102,708円
  • 厚生年金(夫)+国民年金(妻)222,327円

 いかがですか?
単身者男性の場合、国民年金と厚生年金では約3倍もの差があります。
夫は会社員で、妻が専業主婦の場合では約2倍です。

年金についてある程度はわかっているつもりでしたが、あたらめて調べてみると、結構な金額の違いに驚きました。

 

国民年金と厚生年金、生涯もらえる年金はこれだけ違う

具体的に、国民年金と厚生年金では、生涯もらえる年金はどれだけの金額差になるのでしょうか?

「夫は会社員で、妻が専業主婦」の場合のシュミレーションをしました。

65歳から支給開始 夫婦で85歳まで20年間受給のケース

  • 国民年金の場合の総支給額 26,622,720円
  • 厚生年金の場合の総支給額 53,358,480円

※「平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」の平均額で計算

国民年金と厚生年金の差額 26,735,760円

どうでしょうか?
なんと、2600万も違うのです。

超高齢者社会、人生100年時代ともいわれますので、夫婦揃って100歳ま受給したとしますと…

  • 国民年金の場合の総支給額 46,589,760円
  • 厚生年金の場合の総支給額 93,377,340円

国民年金と厚生年金の差額 46,787,580円

なんと、4600万も違います。
これは少し極端な例ですが、有り得ないことでもないと思います。

こうみてみると、なんとしてでも100歳まで生きてやろう、と思っちゃいますね。

また、厚生年金の老齢年金部分は、所得に応じて掛け金がかわります。

所得に低い国民年金加入者と、高所得の厚生年金加入者では、さらに金額差は大きくなります。

お隣のお家、友人、兄弟と、生涯もらえる総年金差額が、1億円を超える可能性もゼロではないのですよ。

厚生年金ならではのメリット

厚生年金はもらえる年金額が国民年金とくらべて多いだけではありません。

厚生年金は妻も自動的に加入になる

夫が会社員で妻が専業主婦の場合、妻は自動的に国民年金加入者となり、毎月の払込みも必要ありません。

これは大きいメリットですね。
夫が国民年金の場合、妻も別途掛け金を払い込む必要がありますから。

 

妻の国民年金月々掛け金を現行の16,000円程度とし、受給資格の40年間払い続けた場合は...

掛け金年額(16,000円×12ヶ月)×40年間=7,680,000円

これまた極端な例かもしれませんが、最高でこれだけの金額を厚生年金ならば払う必要がない、ということになります。

厚生年金は会社が半分負担してくれる

夫の老齢年金部分の半分は、会社と折半です。
だいぶお得ですね。

フリーランスはどう対処したらよいか

フリーランスは当然、国民年金に加入ということになります。
 前述したように、夫婦で月11万円では暮らせませんよね?
持ち家で、病気も贅沢もしなければなんとか、でしょうか。

ましてや、もらう年金にこれほどの差があるとわかれば、何か手を打つ必要があると思います。

国民年金基金に加入

厚生年金の2階部分である老齢年金部分と同じように、国民年金基金に加入することで、厚生年金と同じような2階立てにすることができるものです。

国民年金基金の月々の掛け金は、最高で68,000円まで掛けることができます。

妻が専業主婦の場合は、同じように加入することができますので、夫婦合わせて、最高で136,000円まで掛けられるということになります。

国民年金基金の最大のメリットが、社会保険料控除として、全額所得控除することができることです。

節税効果が高く、ある程度収入のあるフリーランスであれば、貯蓄するよりは断然お得ですので、ぜひ加入をおすすめします。

また、フリーランスでやっている仕事の収入が減り、国民年金基金の掛け金を払うのが難しくなった場合、脱退することはできませんが、減額することもできますし、一時休止することも可能です。

貯蓄をする

まずは国民年金基金に加入することが優先されますが、月々68,000円までしか掛けられませんので、これでは足りない、という場合は貯蓄もしましょう。

やはり王道は、郵便局の自動積立定期預金でしょうか。
毎月一定額をコツコツ積立てますので、計画的にお金を貯めることができますね。

 

個人型確定拠出年「iDeCo(イデコ)」はどうなの?

ちなみに、老後の資金作りといえば、個人型確定拠出年「iDeCo(イデコ)」を思い浮かべる方も多いと思います。

iDeCoは、自分で運用先を定期預金・保険・投資信託といった金融商品から選択し、毎月一定額を積立てるものです。
60歳以降に年金または一時金で受け取ります。

国民年金基金iDeCoは合わせて加入してもよいですが、掛け金の上限は両方合わせて月々68,000円までと決められているので注意しましょう。

また、iDeCoは、国民年金が終身年金、つまり死ぬまで受給できるとの違って、自分が拠出した掛け金と運用益を受け取るものですので、年金というよりは、貯蓄に近い感覚でしょうか。

まずは会社員を続けながら副業をやりましょう。

やむにやまれない理由でフリーランスを仕方なくやっている方も多いと思います。

それであれば、老後に備えて充分に蓄えをしていくしかないですよね。

会社員であれば、できるならばそのまま勤めていた方がお得には違いありません。

会社を辞めたくなくとも、会社が経営不振に陥り、倒産、解雇されることもあるのですから、その不測の事態に備えて会社員が続けながら、副業を頑張るのがよいと考えますが、いかがでしょうか。

数十年後はどうなっているわからない

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日本の年金制度が20年後、30年後にどうなっているかはわかりません。
しかしながら、国民年金と厚生年金にはこのように明確な差がありますので、この差は不変なのかもしれません。

会社員にしろ、フリーランスにしろ、老後の備えについて、一度しっかりと考えることが大事なのではないでしょうか。