副業Webライターのススメ

副業......それは会社に依存しない働き方『じぶん働き方改革』

フリーランスは自分で退職金を用意!小規模企業共済で全額所得控除しながら積立てを

フリーランスには当然ながら退職金はないですよね。
それであれば、ご自身で退職金がもらえるよう準備しましょう。
『小規模企業共済』はご存知ですか?

小規模企業共済は、「フリーランスのための退職金制度」です。
「貯金するから大丈夫~」と考えるかもしれませんが、それだと税金でだいぶ損してしまいますよ。

ぜひ参考にしていただき、しっかりと節税しましょう。

 

f:id:kojiabe1967:20181017230646j:plain

企業の8~9割以上には退職金制度がある

企業規模が小さくなるほど、退職金制度がない場合も多いですが、ほぼあると思って良いでしょう。

企業規模別退職金制度採用割合

  • 1,000人以上 98.3%
  • 500人以上~1,000人未満 96.6%
  • 100人以上~500人未満 94.9%
  • 50人以上~100人未満 87.1%

引用:民間の退職金及び企業年金の調査結果:人事院(平成29年)

 

退職金の相場は?

では、退職金の相場はどのくらいなのでしょうか?

従業員数1,000人以上の企業規模のモデル退職金(総合職相当の職務の場合)

  • 勤続年数10年329万円
  • 勤続年数15年 628万円
  • 勤続年数20年 1010万円
  • 勤続年数25年 1508万円
  • 勤続年数30年2183万円
  • 定年 2694万円

引用:大手企業のモデル退職金:中央労働委員会 賃金事情調査(平成29年)

従業員数300人未満の企業規模のモデル退職金

  • 勤続年数10年152万円
  • 勤続年数15年284万円
  • 勤続年数20年 457万円
  • 勤続年数25年 646万円
  • 勤続年数30年856万円
  • 定年1138万円

引用:中小企業のモデル退職金:東京都産業労働局 中小企業の賃金・退職金事情(平成28年)

 大企業と中小企業では、だいぶ金額に差があるのですね。

退職金は給与とは別に積み立てられている

企業が退職金を支払うパターンは、主に次の3つです。

内部留保

内部留保金は、会社が利益を溜め込んできた余剰金です。
内部留保金のみで退職金を支払うパターンは、通常少ないでしょう。

退職金保

保険会社の『退職金保険』に加入し、社員それぞれに対して毎月一定額を退職金として積立てます。

この際の積立金は、「保険積立金」という費用として全額計上できますので、会社にとってもメリットがあります。

確定給付企業年金

退職一時金として一括で受け取るのではなく、年金として受け取る制度です。

企業により、退職一時金として受け取るのか、年金として受け取るのかを選択できるケースがあります。

最も一般的なのは、保険会社の退職金保険に加入し、積み立てるパターン、または企業年金との併用でしょう。

 どんなに規模の小さい企業でも、退職金を支払うつもりがあるなら、積立をしているはずです。

フリーランスは退職金分の所得を損している

f:id:kojiabe1967:20181017230722j:plain

 

ここまでみてきたように、会社員は給与とは別に毎月退職金を積み立ててもらっています。

 月の給与が30万円であれば、実際には30万プラスアルファの金額をもらっているのと同じことなのです。

積立ての金額ですが、退職金の平均相場から想像すると、月5万円前後が相場でしょうか。

 月5万円を積立てた場合、勤続30年で1800万の退職金になりますから、大体こんなところでしょう。

フリーランスは自分で退職金を用意しましょう。

フリーランスであれば、自分で退職金を用意するしかないですね。
自営業者・フリーランス向けに『小規模企業共済退職金』という、積立てができる制度があります。

全額所得から控除できますし、退職金として解約する際も、よほどの高額でなければ所得税もかかりません。

極端に収入が少ないフリーランスを除いては、加入しないと損ですよ。

小規模企業共済とは

国の機関である「中小機構」が運営する小規模企業共済制度は、小規模企業の経営者や役員、個人事業主フリーランス向けの、積み立てによる退職金制度です。

月々の掛金は1,000~70,000円まで500円単位で自由に設定が可能で、加入後も増額・減額できます。

f:id:kojiabe1967:20181017225441p:plain

引用:中小機構

 年々、加入者は増え続けていますね。
それでは、加入するメリット、デメリットはどうなのでしょうか?

メリット

確定申告の際は、その全額を課税対象所得から控除できるため、高い節税効果があります。

f:id:kojiabe1967:20181017225542p:plain

引用:中小機構

デメリット

積立期間が20年以下の場合、元本割れします。

会社員は必ず退職金がもらえるとは限らない

特に中小企業に勤めている場合は、100%退職金がもらえるとは限りません。

 会社は、積立てをしているといっても、それを支払う義務が必ずしもあるわけではないのです。

満期にしろ、中途解約にしろ、そのお金は一旦会社に入ります。
社員個人に直接入金されるわけではありません。

 ですので、その時々の会社の経営状況などから払ってもらえない可能性も充分有り得るのですね。

経営者が資金繰りに困った結果、退職金保険に手をつける、というのは意外とあるお話です。

 そう考えると、フリーランスは自分で用意した退職金は必ず返ってくるわけですから、その分リスクが少ないともいえるでしょう。

フリーランスは将来に備えておきましょう

f:id:kojiabe1967:20181017230738j:plain

 退職金があるとないでは、残りの人生設計に大きな影響があります。特にフリーランスであれば、国民年金だけでは暮らしていけません。

この先、年金の支給年齢もますます繰り上がるかもしれません。
フリーランスにおいては、将来に備えて、老後の準備はとても大切だと思いますが、いかがでしょうか?